糟屋郡宇美町の河原谷の大つらら(通称:難所が滝)へ行ってきました。この冬一番の寒波の翌々日の日曜日でした。少し暖かくなった午後からでも、駐車場近くの遊歩道は凍っています。午前中は車のタイヤチェーン必須だったでしょう。つららが大きい時は路面凍結している可能性が高いので、チェーンが無い人は、障子岳バス停まで西鉄バスで来た方がいいでしょう。 一本松公園(昭和の森)の駐車場に車を停めてスタートです。公園入口の案内板に従って公園内を通り抜けると、なだらかな坂の林道に出ます。杉の木の下は、雪は積もっていません。 しかし、頭上を見上げると木の枝に雪が積もっています。この雪が落ちる音が1分と置かずに聞こえます。頭上に落ちてきたら、雪の量によっては、大変なことになるので、帽子は必須だと思いました。 15分も歩くと、雪が増えてきます。この辺りからアイゼン装着です。アイゼンを使うのは初めてだったのですが、歩きやすさが全然違うのが、素人にもすぐわかります。この季節はアイゼン必須です。4本爪、6本爪、8本爪が一般的ですが、登山用品店では河原谷大つららは6本爪がおすすめと書いてありました。行った人から「4本で充分」と聞いていたので4本爪を買いましたが、確かに6本の方が体力的には楽なのだろうと思いました。(※個人の体力と雪の量によって変わります) 大つららまで1500mを切ると、300mごとに案内板があります。最初は「1500mならすぐ着くだろ」と思いましたが、ここからが本番です。坂がだんだん急になってくるので、「300mがこんなに長いのか」と思いました。辺りは一面雪景色です。日曜の午後だったためか、次から次へと下山してくる人とすれ違いました。 「河原谷 難所が滝まで30分」と書いてありますが、ここから特に急こう配になります。暑くなってきたので着ていたフリーズ、セーターなどを脱いで、マウンテンパーカー、長袖Tシャツ(モンベルのスーパーメリノウール中厚)、Tシャツの3枚だけになりました。それでも汗だくになりました。 「ここは本当に同じ宇美町なのかな?」と思うほど、雪が積もっています。最後は張ってあるロープを伝って登るほど急な斜面です。 登山開始から約1時間半でたどり着きました。高さ約20m。かなりの威圧感を感じましたが、ここへ何度も行ったことがある方に言わせると、「まだまだ氷が小さいね」とのことでした。 さらに奥にも小さなつららが出来ていました。 写真ではかすんで写っていませんが、糟屋郡や福岡市内が見下ろせます。「途中で引き返そうかな」と思うほどきつかったですが、この景色を見て「来て良かった」と思いました。 ゆっくり写真などを撮っていると、汗が冷えて体温が奪われていきます。背中にタオルを入れておいて、汗をかいたらこまめに取り換えるか、登山用の速乾性の下着が必須だと思いました。 帰りは来た道を戻りました。往復2時間半から3時間だそうです。防寒装備、アイゼンは必須です。充分気を付けて登ってください。 ※つららの状況(宇美町役場HPで随時更新されています) http://www.town.umi.lg.jp/site/kankousab-site/5178.html
お店の情報
店名 | 河原谷大つらら(難所が滝) |
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TEL | |
住所 | 〒811-2101 福岡県糟屋郡宇美町大字宇美1271 |
交通 | 一本松公園(昭和の森)までは、JR宇美駅から徒歩約60分、西鉄バス「障子岳バス停」から徒歩約20分。 |
営業時間 | |
定休日 | |
ホームページ | https://www.town.umi.lg.jp/site/spot/kanko136.html |
駐車場 | あり |
備考 |